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お米の栽培
おいしいお米ができるまで
春から秋にかけて、ゆっくりじっくりと育てた「お米」
「種から苗」、「苗から稲」、「稲からお米」へ成長とともに呼び方も変わっていきます。
そんなお米は、お客様にお届けして「ごはん」となって「食卓の笑顔」と「健康な体」を育みます。
さあ、おいしいお米づくりのスタートです!!
米作りの作業は3月後半からはじまります。
まずは、種籾を温湯消毒(60℃のお湯に10分間浸す)してカビや雑菌などの病原菌を消毒します。
その後、種籾を水に約10日間くらい浸して芽が出やすい状態にします。
その種籾を約32℃のぬるま湯に浸けて少し発芽させ播種を待ちます。
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苗箱(縦60cm×横30cm×深さ3cmの浅い箱)に土と肥料を混ぜて入れ、少し芽を出した種をまいて水をかけ、上から土をかぶせます。
苗箱は、日当たりや温度、水が管理しやすい場所(苗代)に並べ、約1ヶ月間育苗します。種から出た芽が成長し、苗の葉っぱが3~4枚位出た状態になるまで育てます。
苗作りと同時期に田んぼでは、水持ちを良くするための畔や排水ますの修繕を行ったり、肥料(元肥)や堆肥をまき、土を耕して(耕うん)苗を植える準備をします。
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耕うんが終わった田んぼに水を張ります。田んぼに水が入り出すとカエルの声が聞こえてきます。土を泥状になるまでかき混ぜて平らにならし(代かき)、苗代から苗を運んできて田植機で植えます。
苗を植えたら田んぼは浅く水を張った状態にし成長を促します。
苗は約1週間で田んぼに根付き(活着)、新しい葉っぱと根が出始めます。
その頃には、田んぼに雑草が生えないように除草剤を散布します。
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稲は約1週間に1枚のペースで葉っぱを増やしながら成長します。
葉っぱが増えるとともに背丈も伸び、茎も太くなります。
また脇から新しい茎(分げつ)も出てきます。
稲の成長に合わせ、田んぼの水の量を調節します。その間、田んぼの中の雑草を取ったり(草取り)、田んぼの周り(畦や農道)の草を刈って(草刈り)、稲が育ちやすい環境を保ちます。
草取りや草刈りは稲刈りまで続きます。
6月下旬頃、田んぼから水を抜いて約1ヶ月間、田んぼを乾かします(中干し)。
稲に与える水の量を少なくすることで、茎の量が増えすぎるのを防いだり、丈夫な根を地中深くまで張らせて、その後の管理に備えます。
この時、田んぼの表面に数メートル間隔で浅い溝を掘り、田んぼの中を水が流れやすい状態にしておきます(溝切り)。
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稲が穂(お米になる部分)をつける時期にあわせて、田んぼに肥料(穂肥)をまき、稲に栄養を与えます。
穂肥をまくタイミングと量によって、お米の取れる量や品質に違いが出るので、稲の状態(葉っぱの色や茎の量、穂の成長具合)を注意深く観察しながら穂肥をまきます。
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気温や日光の量をみながら、田んぼに水を張ったり、逆に田んぼから水を払ったりと、こまめな水管理をします。
稲の穂が成長して、籾(お米のもと)がふくらんでくると、稲の品種によってはカメムシの被害が出る場合があるので、農薬を使って被害を防ぎます。
8月下旬に入ると、田んぼから完全に水を払い、最後の草取りと草刈りをしながら収穫の時期を待ちます。
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稲の穂が出て(出穂)、積算温度で約1,000℃(およそ35日間)に達し、黄金色になったら稲刈りを行います。
手で刈る場合は、まず刈った稲を束にして数日間天日で干します。
籾が乾燥したら穂から籾を切り離し(脱穀)、籾殻を取り除いて(籾摺り)お米(玄米)の状態にして保存します。
現在は機械を使って刈取り→脱穀→乾燥→籾摺り→調整の手順を2~3日で終わらせます。
コンバインで刈取り、脱穀を行い、その籾をライスセンターまで運搬し乾燥機にかけます。乾燥機は遠赤外線を利用しているので自然乾燥に近く品質の良いお米になります。お米が約15%の水分になると乾燥終了です。乾燥した籾は、籾摺機で籾殻と玄米に選別されます。
出荷先によって、玄米を1tパックの樹脂袋や30kgの紙袋に詰めます。
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お米の栽培は終わりましたが、田んぼに籾殻や堆肥、米ぬかなどをまいて土作りを行ったり、田んぼの水漏れや畦の壊れた場所を直したり、農機具の修理を行ったりと、来年のお米作りに備えた準備を行います。
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